年越す前にアップしなきゃ/イスタンブール – アルバム

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この秋、イスタンブールに行ってきました。
といっても滞在できたのは正味三日間。
思い切り歩くには時間が足りなかったけれど、
新市街の裏通りの民謡酒場をはしごしたり、
テオドシウスの城壁に登ったり、アジア側の、
ボスポラスの真珠と呼ばれる
(観光客など一人もいない)小さな町クズグンジュックをうろついたり、
予想以上の充実ぶり。

行ってみてしみじみわかったのは、私って、
イスタンブールのことも、トルコのことも、何にも知らないんだなあということ。
写真とも本ともテレビとも違うナマのイスタンブールにどっぷり浸っていると、
断片的な知識などいつの間にか消えていて、
少しずつ、「私のイスタンブール」が形を成してくる、
そんな旅の楽しさもたっぷり味わえました。

イスタンブールは、アジアの「極西」でヨーロッパの「極東」。
でも、西より東の色が強いんじゃないかと思ってました。
エキゾチックなモスクにミナレット、喧騒のバザールのイメージ。
1453年からずっとイスラムの国なんだし。

実際のところモスクもバザールもオリエンタルなんだけれど、
全体の印象は西とか東とかに分けられない不思議な感触。
エジプトではいつも自分がエジプトにいるということが意識されていたのに、
イスタンブールでは自分がどこにいるのかが分からなくなる、
そんな不思議さもあって。
アジアから見たらヨーロッパで、ヨーロッパから見たらアジア。
でもその真ん中にいると、どちらでもありどちらでもないような。
とにかくとっても面白い街であることだけは確かです。

驚いたのは街の活気。ちょうど犠牲祭の直前だったためか、
市場の賑わいは大晦日の上野状態で、歩くのも大変なくらい。
もちろん夜の新市街も大賑わい。でも聞いてみたら「週末はもっとすごいよ」とのこと。

そうそうもうひとつ、皆フレンドリーで親切で、人懐こいのにもびっくり。
ストリートで、いわしを揚げてるお父さんの手伝いしてる小さな子供も、
レストランで見かけた、黒装束黒ベールの少女たちも、
私のカメラに、くったくのない素敵な笑顔を向けてくれました。
男の子は、胸ポケットから自分のデジカメを取り出して記念撮影をせがむし、
少女たちは、ポーズをとりVサインを掲げてくれた。

市場のおやじにぼられたのはお約束だから仕方ないとして(あ、タクシーも)、
それ以外のところで会った人たちがことごとく感じがよいというのは、
考えてみたらすごいことです。
みんな気持ちに余裕がある。
異国の旅人にはその豊かさあったかさが、本当に嬉しかった。
このことが、イスタンブール一番の思い出かもしれないなあ。

写真はアジア側からヨーロッパ側に渡る船からのもの。
モスクはスレイマニエ・ジャーミー。

—————————————————-Watch movie online The Transporter Refueled (2015)

上記は取り急ぎFacebookにアップしたもので、
Dalにはもう少し書きたいことがあったの。
近代トルコ建国の父、アタチュルクのこととか。
で、どたばたずるずると時間がたって、このままだと年越しちゃうじゃん!
あせって、とにかくFBから写真と文章だけでも転載しとこうと…。

この直後に読んだ沢木耕太郎の本がイスタンブールでシンクロしたので、
その感想をざらっと書いたのがこちら。よかったらどうぞ。

『旅する力 - 深夜特急ノート』

 

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